大府小学校 壁画

新しい芸術ジャンルとして、世界中に広げて行きたい未来のアート 天井画。
大府小学校の防音壁に壁画を

県道50号線に面した大府小学校は、
県道の交通量が多いので騒音をシャットアウトするために
高さ3mくらいのスレートの防音壁を設置している。

この壁面に壁画を描く話があり、
先日大府小学校を訪ねた。
子供の頃は、毎日通っていた
懐かしい学校だ。

【写真】大府小学校防音壁 撮影 小川 淳 2020/5/8
壁画案 01

校長先生は、たまたま同級生の山本先生だ。

こちらは、校長先生に見せるために描いた壁画案01だ。
CGで描かれていて、いくつかの写真が合成されている。

この壁画の話は、こちらから提案しているもので、
学校から頼まれたわけではない。
いきさつは、近所のある方から

「あの壁は、刑務所みたいで気になる。
小川さん壁画でも描いたら?!」

と言われたのが発端になっている。
壁画案01 中ほど

その近所の方は、仕事の関係で
メキシコにいたことがあるそうで、
メキシコシティーには、町に巨大な壁画がある。

私も若いころ、画集でメキシコの壁画をよく見た記憶がある。

この壁画案01は、地球と普通の風景が
合体しているという
ちょっと不思議な構図になっている。
壁画案01 全体

こちらは、壁画案01のCGの全体だ。
壁の長さが120mくらいあるので、横に長い。
遠くから見ることはあまりないと思うが、車で通ると
面白い風景になるように思う。

地球なのか丘なのかが
判然としない風景だ。

お世話になった町と小学校に
恩返ししたい気持ちで取り組んでいる。
壁画案01a 全体 

壁の縦横を、正確に表すと、
このくらい幅が広がると思う。
小学校のプロジェクトは中止に。しかし、

その後このプロジェクトは、小学校としては前向きだったが、大府市教育委員会から
「防音壁が老朽化しているので危険」とのご指摘があり中止になった。
残念であったが、よく考えてみたら、近所の方が「刑務所の壁みたい」と
おっしゃっていたのは、この小学校の反対側の看護科の県立高校のことかも知れない。
どちらも同じ壁であるが、県立高校の方は擁壁が無いので全体が低く、構造物としての
危険性は低いだろう。
また管轄が市と県で違うので、こちらにもアプローチしたいと思っている。

ただ、その高校は看護科なので、ナイチンゲールの話を絵巻にしたものが良いかも知れない。
舞台はクリミア半島で、今ウクライナとロシアが争っている場所だ。
ナイチンゲールの時は、ロシア対トルコ・イギリスなどの連合軍が戦っていた。

また、最初の小学校用に用意したデザインは、どこかほかの場所で
この壁画案を活かせるようなところがあれば
教えていただけるとありがたいです。

新しい芸術ジャンルとして、世界中に広げて行きたい未来のアート 天井画。
2020/5/12