コメット歯科 -制作風景-

床上10mの足場の上で
制作は、
床上10mの足場の上で
行われます。
装飾模様を描いています。
下描きの上にアクリル絵具で描いて行きます。
水性絵具なので
いやな匂いはありません。
三美神のところを
描いています。
この絵の主役、
舞踏会の主催者であり、
またこの天井画の依頼者でもある
貴婦人。
手前には、この場面で
使われている
絵具が写っています。
かなり出来上がって
きています。
床の影のトーンを
幅広の刷毛で薄く延ばして
調整しています。
この絵の土台になっている
J.ティソという画家の奥様。

ティソの絵に
頻繁に登場する女性です。
院長先生が登場しました。
こちらはピンクの花を描いているところ。
うしろの風景は
アメリカのヨセミテ国立公園。
右側の女性のドレスが
床に映っている様子が
きれいです。
スライドプロジェクターで
天使の輪郭を
トレースしています。
シャンデリアも付きました。
このシャンデリアに
近いところが
一番最後の作業に
なりました。
天国からの光が燦々と
降り注いでいる様子です。
中央の光の描写が終わり、
完成です。
今は石黒さんが
足場を解体しているところです。

この足場を何度も登ったり
降りたり。
この足場が制作の
もう一つの土台になりました。
出来上がりを下から見ています。
「コメットさん、素敵な仕事をさせて下さったなあ。
玉井さん、無理を聞いてくれて良く描いてくれたなあ。
J.ティソさん、知らない画家だったけど、勉強になったなあ。」
とさまざまに感謝しています。
私たちの手から
離れました。


感謝。

2019/7/16